12球団の2020年ドラフトの指名(小関先生の講評と一緒に振り返るスレ)

12球団の2020年ドラフトの指名
小関先生の講評と一緒に振り返るスレ

 

 

 

 
 
1: 2021/01/19(火) 01:34:01.95
そろそろキャンプ始まるので小関先生の講評と一緒に
 
 
 
2: 2021/01/19(火) 01:34:12.11
DeNA 50点◇ 
1位 入江大生(投手・明治大)
2位 牧秀悟(内野手・中央大)
3位 松本隆之介(投手・横浜高)
4位 小深田大地(内野手履正社高)
5位 池谷蒼大(投手・ヤマハ
6位 高田琢登(投手・静岡商業高)
 
 DeNAは1位で入江大生を単独指名した。過去5年では東克樹(立命館大)、森敬斗(桐蔭学園高)に続く一本釣りだ。これを戦略と見る人もいるが私は勇気のない指名と考え、低く評価した。
 
 入江の評価が上がったのは2020年10月11日の法政大戦だろう。高田孝一(法政大→楽天2位)が5回降板したのを横目に9回を7安打に抑えて完封。特に光ったのは4回までの変化球主体の技巧的ピッチングだ。
 カーブ、カットボールフォークボール主体に打たせて取る投球を展開、その様子が最初はストレートに自信が持てないように見えたが5回以降ストレートを多用し、法大の強力打線を見事に抑えた。
 
  ただし、4年間の通算成績4勝7敗、防御率2.77がどうしても気になる。縦変化のカーブも先輩・森下暢仁(広島)のようなキレはまだ持ち得ていない。課題克服が長く活躍するポイントになるだろう。
 
  私が期待するのは2位の牧秀悟だ。20年9月22日の東洋大戦では4回にセンターへ抜けようかという打球を逆シングルで好捕したあと、すぐ体勢を整えて一塁に投げてアウトを奪う華麗なプレーを目撃した。
 守備範囲の広さ、強肩などプロに入ってもレギュラーを張れる安定感がある。
 
  一方、打撃も3年秋までに71安打を記録し、18年秋は遊撃手として、19年春、秋には二塁手としてベストナインに輝き、19年秋はMVP、19年春には首位打者を獲得している。リストの強いバッティングや二塁というポジションが山田哲人(ヤクルト)を思わせ、私の評価は即戦力。
 
  それでもDeNAの評価が低いのは、球団のドラフト戦略にやや疑問が残るためだ。
 
3: 2021/01/19(火) 01:34:20.17
◇西武 50点◇
× 早川隆久(投手・早稲田大)
1位 渡部健人(内野手桐蔭横浜大
2位 佐々木健(投手・NTT東日本
3位 山村崇嘉(内野手東海大相模高)
4位 若林楽人(外野手・駒澤大
5位 大曲錬(投手・福岡大準硬式)
6位 タイシンガーブランドン大河(内野手東京農業大北海道オホーツク)
7位 仲三河優太(外野手・大阪桐蔭高)
 
 1位指名した早川を抽選で外した西武には低い点数をつけた。だが、すかさず大学ナンバーワンスラッガーと呼び声高かった渡部健人に舵を切り、それ以降も3位山村崇嘉、4位若林楽人、6位ブランドン大河、7位仲三河優太と左右の強打者を2人ずつを指名。
 現在のチーム状況は“打高投低”のはずだが、しばらくドラフトでは投手の上位指名が続いたため野手陣から持ち味のスケール感がなくなりつつもある。そういう綻びに目をつけた指名はさすがドラフト巧者だと思った。
 
 渡部の役割はもちろん、“おかわりくん”こと中村剛也の後継者。今秋のリーグ戦では8本塁打を放ち、三塁も普通に守れる。3番中村、4番山川穂高、5番渡部というクリーンアップが実現できたら、それ目当ての観客がメットライフドームに集まるだろう。
 
 変わり種は5位大曲錬だ。準硬式の選手で、ストレートが最速154キロを計測したということで話題になった。動画で見るとクセのない投球フォームに好感が持てた。気になったのは179センチ、78キロの体格だ。179センチなら最低でも80キロはほしい。
 土台が強くなければ、速い球を投げることはむしろ故障につながる危険性がある。ウエイトトレーニングと食事トレーニングで増量して、コンスタントに150キロ前後のストレートを投げることができれば可能性は大きく広がる。
 
 相対的に見て50点と低い点数をつけたが、個人的には好きな指名が続いた。
 
4: 2021/01/19(火) 01:34:30.30
ソフトバンク 55点◇
× 佐藤輝明(内野手近畿大
1位 井上朋也(内野手花咲徳栄高)
2位 笹川吉康(外野手・横浜商業高)
3位 牧原巧汰(捕手・日大藤沢高)
4位 川原田純平(内野手青森山田高)
5位 田上奏大(投手・履正社高)
 
 西武と共に低い点数をつけたが、ソフトバンクの評価は本当に難しい。スカウティングが他球団と一線を画すのは、“早く一軍に出てこなくていい”という現有戦力に対する信頼感の高さがあるからこそ。
 
 さらに筑後に展開するファーム施設の充実と指導者に対する信頼もあり、完成度よりも「将来性」に注目したスカウティングを何年も重ねてきている。千賀滉大、甲斐拓也、周東佑京など育成出身を輩出し、高校卒の栗原陵矢も主力に成長したことで現在の強いソフトバンクができているのだ。
 
 1位井上朋也(三塁手花咲徳栄)は2年時から甲子園大会に4番・右翼手として出場しているが、同大会2回戦の明石商戦では4打数1安打に抑えられている。
 ヒットを打ったのは第2打席で、小さい始動と慎重なステップで124キロのスライダーを捉え、ライト前に運んだ。
 
 この秋に見た井上で気になったのは内角球に対する弱さだ。関東大会の準々決勝・山梨学院戦では徹底して内角を攻められ4打数0安打。内角を攻められ外角球で打ち取られるというのが絵に描いたような配球パターンで、これにまったく対応できなかった。プロ入り後に弱点をどの段階で解消できるのか、少し時間がかかるかもしれない。
 
 3位牧原巧汰は強肩・好打の左打者捕手として早くから名前が挙がっていた。私が見たのは19年夏の神奈川大会準々決勝・鎌倉学園戦。「1番・捕手」としてスタメン出場し、1対0でリードする6回表に外角寄りのストレートを横浜スタジアムのレフトスタンドに放り込んだ。
 1番打者らしく投手に球数を多く投げさせる待球型のバッティングスタイルで、これは配球を読む捕手型の特性とも考えられる。捕手としては強肩の目安となる2秒未満をイニング間に計測できなかった。足は当たり前のように速いので、内外野へのコンバートも十分考えられる。
 
6: 2021/01/19(火) 01:34:39.47
◇巨人 65点◇
× 佐藤輝明(内野手近畿大
1位 平内龍太(投手・亜細亜大)
2位 山崎伊織(投手・東海大
3位 中山礼都(内野手中京大中京高)
4位 伊藤優輔(投手・三菱パワー)
5位 秋広優人(内野手二松学舎大附高)
6位 山本一輝(投手・中京大
7位 萩原哲(捕手・創価大)
 
  1位で佐藤輝明を抽選で外した巨人は、すぐに即戦力タイプの本格派右腕である平内龍太に舵を切った。「即戦力タイプ」と書いたが、3年秋までに4勝4敗、防御率2.20というのが東都大学リーグでの通算成績。
 ストレートの最速は156キロと速いが、2020年9月22日の立正大戦では3番手でリリーフ登板し、2回1/3を投げて被安打2、四球1、死球1、三振3というやや粗っぽい内容だった。
 
 ストレートは魅力だが、変化球のときとは腕の角度や振りが変わり、打者は打ちづらそうには見えなかった。3月に右ヒジのクリーニング手術を行った影響で調整遅れはあったのだろう。ルーキー年より2、3年目に本格化する出世魚タイプだと思う。
 
 2位山崎伊織は勇気ある指名だった。20年6月にトミー・ジョン手術を行った影響でプロではなく社会人入りの準備を進めていた。それが急遽、プロ志望に転換。
 登板には1年半くらいかかるのが通例なのでデビューは2021シーズンあたりになるだろうが、プロ2、3年目から台頭する大学、社会人出身などざらにいる。実力は1位入札クラスだ。
 
 19年夏の大学選手権1回戦・立命館大戦では先発し、6回1/3を投げて被安打5、奪三振8、失点3という内容だった。点は取られたがストレートは最速153キロを計測し、さらによかったのが横に大きく変化するスライダー。
 巨人の当時のスカウト部長が「今日はこの選手を見られたので最高」と満面の笑みで応えてくれたのが強く印象に残っている。
 
8: 2021/01/19(火) 01:34:48.65
◇ヤクルト 65点◇
× 早川隆久(投手・早稲田大)
× 鈴木昭汰(投手・法政大)
1位 木澤尚文(投手・慶應大)
2位 山野太一(投手・東北福祉大
3位 内山壮真(捕手・星稜高)
4位 元山飛優(内野手東北福祉大
5位 並木秀尊(外野手・獨協大
6位 嘉手苅浩太(投手・日本航空石川高)
 
 早川、鈴木を1位の抽選で外したヤクルトは、外れ外れ1位でもやはり東京六大学リーグの好投手である木澤尚文の交渉権を獲得した。ヤクルトが東京六大学リーグの投手を指名したのは2016年2位の星知弥(明治大)以来4年ぶり、1位となると分離ドラフト下の07年大社1巡の加藤幹典慶應大)以来13年ぶりとなった。
 
 外れ外れ1位だが木澤は堂々たる本格派である。ストレートは最速155キロを計測し、それ以上に落差の大きいカーブ、大きく横に変化するスライダーや鋭く変化する縦カットボールなど多彩な変化球を四隅に集めて毎試合ゲームメイクできる。
 近年、ヤクルトはバランス型の投手を多く指名しているが、そういう投手たちとくらべてもワンランク上の球威、変化球の精度を持っていると言っていい。
 
 2位以下では4位元山飛優のショートの守備が目立つ。昨年の大学選手権2回戦・創価大戦では、初回のセンターへ抜けそうなゴロをさばいてアウトにしたプレーが今でも記憶に残っている。
 クリーンアップを打ってきた打撃も安定し、2年春にはMVP、ベストナイン、打率、打点で1位を獲得するなどタイトルを総なめ。現役大リーガーの触れ込みで活躍が期待されたエスコバーがいまいちインパクトを残せていないだけに、1年目からポジション奪取の期待がかかる。
 
9: 2021/01/19(火) 01:34:57.91
◇広島 70点◇
1位 栗林良吏(投手・トヨタ自動車
2位 森浦大輔(投手・天理大)
3位 大道温貴(投手・八戸学院大
4位 小林樹斗(投手・智弁和歌山高)
5位 行木俊(投手・四国IL徳島)
6位 矢野雅哉(内野手亜細亜大)
 
 1980年代の津田恒美長冨浩志佐々岡真司を単独1位で獲得した広島の戦略は“社会人の一本釣り”と言われ、カープを上位球団に押し上げる原動力になった。
 近年は大学生投手の野村祐輔(明治大)、岡田明丈(大阪商業大)、森下暢仁(明治大)を競合なしの一本釣りで指名しているが、今年は社会人No.1の触れ込みの栗林良吏を指名。社会人の上位指名となると15年2位で獲得した横山弘樹(NTT東日本)以来となる。
 
 栗林は“単独指名”が不思議なほどの実力派だ。ストレートは毎試合150キロ以上を計測し、大きい落差で落ちるカーブは森下クラスのキレがある。
 縦変化のスライダー、カットボールフォークボールなど多彩な変化球を四隅に配する制球力も備えているため、即戦力と見ていい。
 
 3位の大道温貴はキレのいいストレートとカーブ、スライダー、チェンジアップを交えた緩急に持ち味がある。昨年の大学選手権1回戦・佛教大戦では8回1/3を投げて10三振を奪っているが、そのうち7個がスライダーなど変化球によるものだった。欠点のない美しい投球フォームも活躍を後押ししてくれるはずだ。
 
 4位の小林樹斗はチームが抱えるリリーフ不足解消の期待がかかる。最速152キロのストレートを前面に押し出すパワーピッチングに持ち味があり、19年夏の甲子園大会3回戦・星稜戦では上半身主導の投球フォームを試合中に下半身主導に直した修正能力も見せている。
 
10: 2021/01/19(火) 01:35:13.91
◇ロッテ 70点◇
× 早川隆久(投手・早稲田大)
1位 鈴木昭汰(投手・法政大)
2位 中森俊介(投手・明石商業高)
3位 小川龍成(内野手國學院大
4位 河村説人(投手・星槎道都大)
5位 西川僚祐(外野手・東海大相模高)
 
 1位早川を抽選で外したロッテは、同じ左腕の鈴木昭汰に切り替えた。チーム内の左腕を見ると、先発タイプには小島和哉、中村稔弥、チェン・ウェインと揃うが、盤石の信頼感はまだない。つまり働き場所はたっぷり残されている。
 
 持ち味はランナーを背負ったときの投球だ。早川と投げ合った2020年10月3日の早大戦、5回に先頭ランナーを出すと一塁けん制ですかさず殺し、そのあとキャッチャーの野選などで1死満塁のピンチを迎えるがスライダー、フォークボール、チェンジアップなどの変化球を駆使して無失点に抑えた。ストレートは最速150キロを計測している。
 
 気になる点を探せば、投げに行くときの前肩上がりになる投球フォームと、一塁に走者を背負ったときのクイックタイムが1.3秒台と遅いことぐらい。
 
 2位中森俊介は将来のエース候補だ。19年春、夏の甲子園大会でチームを準決勝に導き、「ゲームメイクができる」と評価されたことで却って凄みが感じられなくなったが、「まとまっている」「ゲームメイクができる」という評価はプラスに考えるべきだ。
 2年後、トミー・ジョン手術を終えた種市篤暉が戻り、昨季のドラフト1位佐々木朗希(大船渡高)が本格化し、二木康太、岩下大輝と続くラインナップに中森を加えれば、ロッテ若手投手陣の陣容はソフトバンクに負けず劣らずだ。
 
 3位小川龍成は藤岡裕大、茶谷健太、平沢大河で競り合うショート争いに参加してきそう。俊足と好守備は実力派が揃う東都大学リーグでも屈指。バッティングもタイミングを合わすのがうまく、対応力が非常に高いと見ている。
 
13: 2021/01/19(火) 01:36:01.81
日本ハム 80点◇
1位 伊藤大海(投手・苫小牧駒澤大
2位 五十幡亮汰(外野手・中央大)
3位 古川裕大(捕手・上武大)
4位 細川凌平(内野手智弁和歌山高)
5位 根本悠楓(投手・苫小牧中央高)
6位 今川優馬(外野手・JFE東日本)
 
 ドラフト巧者の日本ハムが2年連続でBクラスに沈むのは2001~03年以来。5年先の将来を睨んだ指名をしている限り、2年以上Bクラスに沈むことはない、というのがこの球団のポリシーだ。
 
 それが昨年に続いて1、2位には即戦力が並んだ。「どうした?」と言いたいところだが、1位の伊藤大海は即戦力でありながら将来性にも富んだ本格派。リリーフ人材を欠いたチーム事情にもぴったり合っている。早川隆久(早稲田大→楽天)とレベルの高い新人王争いが期待できる逸材だろう。
 
 2位五十幡亮汰は「アマチュアナンバーワン」や「プロ野球ナンバーワン」という形容が物足りないほどの“超俊足”だ。あえて言えば「1934年発足のプロ野球史上、最も足の速い選手」と言っていいと思う(1969~71年までロッテに在籍した元100メートル走の日本記録保持者・飯島秀雄は陸上選手という判断)。
 
 初めて見たのは五十幡が中学3年生だった2013年8月2日。リトルシニア日本選手権、東京神宮vs.三河安城戦。東京神宮の1番打者だった五十幡は第2打席でバントを決め、このときの一塁到達タイムが3.68秒。
 第2打席はライトに三塁打を放ち、三塁到達タイムは11.20秒。私の考える俊足の目安は「一塁到達タイム4秒未満、二塁到達タイム8.2秒未満、三塁到達タイム12秒未満」だから、五十幡のタイムはにわかには信じ難いものだった。
 
 その4日後の8月6日、世田谷西戦で五十幡は次のような各塁到達タイムを達成した。
 
 第1打席 二塁ゴロで一塁到達4.01秒
 第2打席 二塁打で二塁到達8.06秒
 第3打席 三塁打で三塁到達10.76秒
 
「野球やります」「ありがとう」
 
「10.76秒」は今でも1年に1回見られるかどうかの好タイム。この時点では高校、大学、社会人はおろか、プロでもメジャーリーグの試合でも目にしたことはなかった。のちに、東京神宮の団長に話を聞くと、この大会の後に行われた全日本中学陸上大会の100、200m競技では優勝しているとのこと(サニブラウンに勝った試合として有名)。
 五十幡に「高校では野球をやるの? 陸上をやるの?」と聞くと「野球をやります」というので、思わず「ありがとう」と言ってしまった。そういう思い出のある選手なのでプロでは是非、歴史に名を残す名選手になってほしい。
 
 佐野日大高、中央大では俊足に頼った走り打ちが目立ったので、プロの舞台ではそこを早い段階で修正すべきだろう。
 
14: 2021/01/19(火) 01:36:14.72
オリックス 80点◇
× 佐藤輝明(内野手近畿大
1位 山下舜平大(投手・福岡大大濠高)
2位 元謙太(外野手・中京高)
3位 来田涼斗(外野手・明石商業高)
4位 中川颯(投手・立教大)
5位 中川拓真(捕手・豊橋中央高)
6位 阿部翔太(投手・日本生命
 
 2000年以降の20年間でAクラスはわずか2回。それでいて、現在のオリックスからは勢いを感じる。今回の指名でも1位で入札した佐藤輝明(近畿大阪神)を抽選で外しながらも勢いは健在だったと思えてしまう。
 
 13~16年までは4年続けての単独指名で吉田一将(JR東日本)、山崎福也(明治大)、吉田正尚青山学院大)、山岡泰輔(東京ガス)という大学生&社会人を獲得し、17年は社会人の田嶋大樹(JR東日本)を西武と競合して抽選勝ち。従来の即戦力志向が目立った。
 
 しかし、これを成功法則と考えず、18年は小園海斗(報徳学園高)、19年は石川昂弥(東邦高)と将来有望な高校生を狙い、抽選負けを喫してもそれぞれ太田椋(天理高)、宮城大弥(興南高)を獲得。今年も佐藤で負けたが、山下舜平太に落ち着いた。
 この戦略が失敗と思えないのは、大エースに成長した山本由伸をはじめ、山岡、田嶋、榊原翼、張奕などイキのいい若手が揃い、さらには高校卒選手の存在もポツポツと目立つからだ。クジ運が悪くても戦略があれば上位に君臨できる。それは過去に巨人やソフトバンクが証明している。
 
 1位山下は高校球児の実力を測る場として与えられた合同練習会に出場。参加選手の中でストレートが150キロを計測したのは彼一人だった。さらに落差の大きいカーブを交えた緩急が強烈な印象を残し、スカウトの目を釘づけにしていた。
 
 さらに佐藤を取り逃がしたことにより2位元謙太、3位来田凉斗という“大物”高校生野手を指名した。チーム内を見れば一軍未満ながら宗佑磨、佐野皓大、西浦颯大、太田椋、紅林弘太郎など将来性が期待される高卒選手が控えている。
 こういうチームが変革する気配を“良いこと”と認識し、その方向に迷いなく向かっている現況が私には“勢い”として感じられるのだろう。
 
15: 2021/01/19(火) 01:36:23.97
◇中日 85点◇
1位 高橋宏斗(投手・中京大中京高)
2位 森博人(投手・日本体育大
3位 土田龍空(内野手・近江高)
4位 福島章太(投手・倉敷工業高)
5位 加藤翼(投手・帝京大可児高)
6位 三好大倫(外野手・JFE西日本)
 
 1位高橋宏斗は当初、慶應大進学の準備を進めていたが、これに失敗して急遽プロ志望届を提出した。プロ志望を語る高橋の表情に“暗さ”がなかったのが意外で、夢の実現のため精一杯努力をしたという満足感がその表情には溢れていた。こういう選手は応援したくなる。
 
 もちろん、実力もピカイチだ。明治神宮大会を制した昨年秋もストレートの速さや変化球の精度が高く、ドラフト1位候補の前評判に疑いはなかったが、20年夏に行われた交流試合、智弁学園戦ではさらに躍動感溢れる投球フォームから投じられるストレートの威力に目を見張った。
 
 2位森博人も1位指名が噂されていた大物だ。2020年9月19日の武蔵大戦では7回をヒット1本に抑え、ストレートの威力だけではない内外を正確に突くコントロール、さらにスライダー、カットボール、カーブ、フォークボールを操る投球術に改めて舌を巻いた。
 現在の中日はイキのいい若手がどんどん輩出している状況だが、先発、リリーフとも万全ではない。ゲームメイクできる力があるのでまずは先発として力量を見たい。
 
16: 2021/01/19(火) 01:36:41.33
楽天 90点◇
1位 早川隆久(投手・早稲田大)
2位 高田孝一(投手・法政大)
3位 藤井聖(投手・ENEOS
4位 内間拓馬(投手・亜細亜大)
5位 入江大樹(内野手仙台育英高)
6位 内星龍(投手・履正社高)
 
 4球団が1位指名で重複したアマチュアナンバーワンの早川隆久。彼を獲得した楽天の未来はぐんと明るくなった。早川を見ながらスポーツライターの西尾典文さんと早大時代の和田毅ソフトバンク)とどっちが凄いかという話をしていたとき、隣にいた広島の苑田聡彦スカウト統括部長が“何を迷っているんだ”という顔つきで「和田より速いよ」と言った。
 
 この話で早川の実力は見当がつくと思う。即戦力でありながら5年先の活躍も見込める。こういう選手を楽天が獲ったのは2006年の高校生ドラフト1巡・田中将大ヤンキース)以来である。
 
 2位高田孝一はバランス型の早川に対して、ストレートを前面に押し出したパワーピッチングに持ち味がある。澤村拓一(ロッテ)を思わせる胸を強く張ったフォームから最速156キロのストレートを投げ、変化球はカーブ、スライダー、フォークボールがある。
 リリーフならストレートとフォークボールの投げ分けでいいが、先発でやるならカーブやチェンジアップの精度を上げることが必要になってきそうだ。
 
 3位藤井聖は東洋大出身。当時はチームメイトに上茶谷大河(DeNA)、甲斐野央(ソフトバンク)、梅津晃大(中日)がいたためリーグ戦で投げる機会がなかったが、18年9月5日のリーグ戦、立正大戦に2番手として登板してストレートが最速148キロを計測し、ブレーキの利いたチェンジアップ、縦変化のスライダーも腕が振れ、密かにドラフト上位候補ではないかと思った。
 
 近くにいた吉野誠阪神スカウトに聞くと社会人入りが決まっていて、「(ストレートは)150キロ出ますよ」と教えていただいた。即戦力として期待していい本格派左腕だ。
 
18: 2021/01/19(火) 01:36:50.55
阪神 90点◇
1位 佐藤輝明(内野手近畿大
2位 伊藤将司(投手・JR東日本
3位 佐藤蓮(投手・上武大)
4位 榮枝裕貴(捕手・立命館大
5位 村上頌樹(投手・東洋大
6位 中野拓夢(内野手三菱自動車岡崎)
7位 高寺望夢(内野手・上田西高)
8位 石井大智(投手・四国IL高知)
 
 2016年に単独1位で大山悠輔を獲得して以降、17年の清宮幸太郎早稲田実業高)、安田尚憲(履正社高)、18年の藤原恭大(大阪桐蔭高)と、果敢に高校生の競合に参戦してきた。
 チームを大きくしようとする姿勢には納得できるものがあり、その攻めの姿勢が4球団に1位入札があった佐藤輝明の当たりクジを引く幸運につながったと見る。
 
 佐藤の打撃の大きな特徴は小さく慎重な始動とステップ、そしてボールを捉えるミートポイントが捕手寄りにあるということだ。反動を抑えた無駄のない動きで、ボールを長く見ることによって確実性を増す、という狙いがこの2つのことから見えてくる。
 
 しかし、佐藤はヒット量産タイプではなく一発長打のタイプである。差し込まれる恐れがある捕手寄りのミートポイントを変えずにホームランを量産するというのは、日本的ではなくメジャーリーグの強打者に見られる特徴だ。
 日本の打者では柳田悠岐ソフトバンク)や大谷翔平エンゼルス)くらいしか見当たらない。こういう難しい打ち方をする選手が1年目からレギュラーを張れるほど日本のプロ野球は甘くないが、レギュラーに定着したあとは打撃タイトルを毎年取るようなスケールの大きい打者に成長しているのでは、という期待をさせる。
 
 そのほかの指名を見ると、2位伊藤将司、3位佐藤蓮は阪神にはいないタイプの投手だ。すぐに甲子園のマウンドで見ることができそうな即戦力だろう。
 
 一番の注目は6位中野拓夢だ。堅実なショートの守備と小技にとどまらない小力のある打撃で注目を集めている。育成も目的としたアジアウインターベースボールリーグ(プロ野球選抜やJABA選抜など6チームが参加)では19年に打率.371(打撃成績2位)を記録。ホームランも1本放った。
 阪神の二遊間は中堅世代の木浪聖也、糸原健斗、北條史也、植田海に加え、若手の小幡竜平がポジション争いを展開している状況だが、絶対的な決め手を持つ選手はいない。中野はここに割って入る力が十分ある。
 
25: 2021/01/19(火) 01:38:30.47 id:qqglji9S0
>>18
佐藤のこと評価してんのかしてないのかよくわからんなこれ
 
30: 2021/01/19(火) 01:39:35.24 ID:7EKjWUCj0
>>25
スケールは抜群やけど1年目からは使えんって事やろ
 
40: 2021/01/19(火) 01:41:17.43 id:qqglji9S0
>>30
高卒ルーキーみたいな評価やな
 
69: 2021/01/19(火) 01:46:46.86 id:KMlTX8Wm0
>>40
大卒も育成必要だぞ
特にスラッガー系は1年目から通用する方が珍しい
大卒で二桁本塁打打ったのなんてここ10年で吉田正尚だけや
 
96: 2021/01/19(火) 01:53:03.84 id:qL5tuwJXa
去年じゃなくて今年のドラフトとか評価どうやってすんねん
強いて言うなら4球団競合当てた阪神楽天が勝ちくらいしかないやろ
 
107: 2021/01/19(火) 01:54:31.25 id:O96tB5Tk0
>>96
正直ドラフト採点とか1位で7割決まるからあんま意味無いで
殆どオナニーや
 
103: 2021/01/19(火) 01:53:49.60 id:WJButJnc0
2020は大卒が豊作と言われてて、甲子園もなかったから高卒中心はハイリスクハイリターンやと思うが実際どうなんやろうか
結果出るのは数年後やろうけど
 
109: 2021/01/19(火) 01:54:48.65 id:ovTKJU1Z0
>>103
こればっかりは何があるか分からんわ
何にせよ偏るのはちょっと良くないとは思うが
 
120: 2021/01/19(火) 01:57:14.13 id:dRGaLBOL0
牧と佐藤はキャンプでどれだけ結果出せるかやなあ
開幕1軍掴めなきゃあんま出番なさそう
 
123: 2021/01/19(火) 01:57:51.62 id:ooL6n28j0
>>120
横浜ファンやけど牧は今年そんな出てこんと思ってるわ
 
130: 2021/01/19(火) 01:58:27.99 id:ovTKJU1Z0
>>120
佐藤は1年目からはちょっと想像つかんわ
 
172: 2021/01/19(火) 02:03:13.18 ID://JE4SRZ0
佐藤はロマンあると思う
 
394: 2021/01/19(火) 02:21:14.23 id:j76L/dmR0
阪神の村上5位がおいしい
ただの肉離れでここまで評価落ちるか
 
408: 2021/01/19(火) 02:22:13.92 id:wFk5COu0d
>>394
球質はいいけど球速が大学であまり伸びなかったのが大きいやろな
 
416: 2021/01/19(火) 02:22:46.73 ID:83mtlDO5a
>>394
ヒョロガリチビで右MAX140半ばとかそれでも高いくらいやと思うで
 
424: 2021/01/19(火) 02:23:07.53 id:O96tB5Tk0
>>394
真っ直ぐマジでエグイわ
質が別物すぎる 変化球1つあればかなり期待できる
 
425: 2021/01/19(火) 02:23:07.92 id:qL5tuwJXa
>>394
プロはやっぱ見るとこ見てるなってなるケース多いから、単に肉離れだけじゃなくて何かしら長期的に見た時の地雷要素があるんやろうな
 
455: 2021/01/19(火) 02:25:32.96 ID:9KfD6mNV0
大卒ドラ1のレジェンド
 
2000年
127試合 428打席 .225 13 44 .666
 
2002年
104試合 373打席 .224 25 56 .788
 
2003年
101試合 261打席 .251 3 17 .665
 
 
462: 2021/01/19(火) 02:26:04.67 id:xVDHEt020
>>455
村田すげえ
 
471: 2021/01/19(火) 02:26:59.48 id:ooL6n28j0
>>455
村田骨折せんかったら30本いけそうやったのがもったいない
 
481: 2021/01/19(火) 02:27:35.95 id:MEXNUcF60
>>455
阪神佐藤はよくわからん
 
フィジカルモンスターはピンきりやしな
バットに当たらんやつは160m飛んでもレギュラーになれん